システム構築とまちづくり

企業などの組織が使うシステムの構築作業と、まちづくりを行うことは似ているのではないだろうか。

各部署が個別の小さなシステムをいくつか持っており、それらがまとまって組織全体のシステムとなる。個別のシステム作りは建物の建築に例えられ、組織全体のシステム作りはまちづくりと言うことになる。
それら個別のシステムの目的は異なり、規模や構築時期も異なる。まちにも、様々な商店や住宅や工場があるのと同じだ。


日本のまちは、美しくないところが多い。景観の統一性のなさや、縦横に張り巡らされた電線!
さらに、機能としても問題が有ることも多い。人もろくに歩けないような歩道の横を車がびゅんびゅんとか、密集し日影や通風に問題があったりとか。


機能や美観を良くする為には、何らかの規制が必要となる。各建物のオーナーが違うから。好き勝手にやらした現状が、この日本のまちだ。ヨーロッパなんかはこの規制が厳しいという。


とすると、組織のシステム構築にも何らかの統一的なルール・規制が必要なのではないか。でないと、たとえ個別のシステムはまともでも、全体としては良くないシステムになるのでは。また、そういうルールが有るほうがシステムの設計者も決定する事項が減るわけで、良いのではないか。顧客の「そういう意味じゃなかったのに」なんてのも、ルールをよすがとすることで、そういう誤解が経るのではないか。


このルールとはどういうものになるのか?さらに、ドキュメント化するだけで十分なのかフレームワーク的なものまで必要なのか?それは解らないのではあるが、、、。