Fake Community

【Open Source Revolution!】「オープンソース時代には,優秀なエンジニアは志の低い企業から逃げていく」,スターロジック 羽生社長
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060516/238028/

羽生氏は「ユーザー会自体が悪いと言っているわけではない」と前置きしたうえで,日本にはOSSのユーザー会が多い点を指摘した。海外で開発されたOSS では日本語が使えない場合,ユーザー会が独自の日本版を開発することが多い。ユーザー会がカスタマイズの成果を本家にフィードバックすれば問題ないが,フィードバックしない場合,本家とは別に日本ローカルのコミュニティができてしまう。これがFake Communityである。

PHPユーザ会で言うと、PHPの国際化がPHP3〜PHP4にかけていろんな方の努力で完成し本家にとりこまれたので、現在では日本PHPユーザ会から本家へのフィードバックは少なくなったと思う。
今は、各コミッタの方が直接本家につながっている形に見える。国際化に関しては、チームで作業されているようには見えない。かろうじて、翻訳プロジェクトが、一応プロジェクトという形をとっている。

ユーザ会の存在理由としては、国際化関連を中心とした国内のPHP自体のコミッタ・開発者の交流の場という他に、PHPを使って開発している方々の交流の場という機能もありますね。
ただ、後者が強すぎる会というのは、上のFake Communityになってしまうんじゃないでしょうかね。今、現状、PHPユーザ会はそうなってはいないですが。
僕個人の志向としては、前者のようなコミュニティーに属するほうが楽しいので、それを伸ばしていけるように活動していきたいと、上記の記事を読んで感じたのでした。