グローバリゼーションと地域の弱者

 グローバリゼーションが進むにつれ、人々の集団としての機能単位が、地域という空間単位から、それぞれの人々の能力や興味といったものに変わりつつあるように思える。とすれば、物乞いとか、より軽いところではワーキングプアーという問題は、それぞれの人々は近くにいながらも、自分の属する集団から手をさしのべるべき相手としては思われなくなっていくのだろうか。
 互助団体としての地域がなくなりつつあるというか。