何が「非機能要求」か?

先日の PHP 勉強会の感想を書いたエントリに knuit さんより言及いただいた。
http://d.hatena.ne.jp/kunit/20050621#1119364002

捕らえ方の話だけなのですが、そのなかで、ぼくが違和感を感じるのはここです。

Mapleで考える(メインで対応するといった方がいいかな?)「顧客からの要求である機能」とは
Actionから呼ばれるビジネスロジックであり、Actionはビジネスロジックを呼び出すFacadeとなる。
それ以外のコンバートやバリデートや認証やビューなんかは全て「非機能要求」であると考えています。

SOAOPの説明では、Core Concernの説明として、以下のように書かれています。

開発要件として都度開発。ビジネスロジックとして、おそらく他に流用が聞かない部分

この「ビジネスロジックとして」という所に個人的には違和感を感じる。フォームやビューも「都度開発」しませんか?
ですので、フォーム、バリデイト、ビューあたりもCore Concernとして捕らえる必要が有るのではないでしょうか。

とすると、

フォーム -> バリデイト -> アクション -> ビュー

というCore Concernに、コンバートや認証というCrosscutting Concernをはさんでいくという形がmapleAOPということになるのではないでしょうか。
誤解していましたが、Core ConcernとCrosscutting Concernのクラス仕様が同じであると言う点から、すべてがAOPだと言ってはいけないのですね。

フィルターチェインを使うと、フィルターによるAOPが出来る。しかし、そこには歴然としてCore ConcernとCrosscutting Concernとの区別があるのだろう。