組織能力を支える、プロジェクトの"気づき"

http://www2.odn.ne.jp/scheduling/SCM/Watcher03.html#anchor32381

佐藤知一氏のWEBサイト「革新的生産スケジューリング入門」は、私の仕事面において参考になる面が多い。
まずは、上記記事から。

ところで、ITよりも他の業界に目を転じると、世の中には、もっとはっきりプロマネがいない分野が多数ある。その典型が、日本の中堅ゼネコンと、受注生産の産業設備・機械(重工メーカー)の世界である。医薬品開発や金融商品開発も、それに近いところが多い。こうした企業では、プロマネが足りない、のではなく、そもそも全然いないのだ。なぜプロマネが存在しないのかというと、そこで行われている仕事が『プロジェクト』として認識されていないからだ。

私も建設業界の社員であるから、プロマネ不在のような感じを指摘されると、そうかも知れないと思う。
建設現場においては「現場所長」がいわゆるプロマネ役であるのでプロジェクト的構造にはなっているのだろう。しかし、本社支店のスタッフ部門に関しては、『プロジェクト』というものに関しての認識は足りないだろう。自部門はプロジェクトじゃないから。でも、現業部門はプロジェクトな訳で、スタッフ部門の人間にはプロジェクトとはどういう物じゃという知識が要るだろう。そういう知識が無いことが、全社一丸としての効率化が進まない原因になっているのではないだろうか。